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Bouquet For You

ネタバレ注意

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Perfect World

とっても今更ですが、ぷよ主義7、お疲れ様でした!!
ぷよ主義7のレポートも書きたいんですけど、それよりも前にぷよ主義7で出した「Perfect World」のあとがきについて書きたいと思います。あれだけじゃあ、全然足りなかったので……。読んで頂けたら、嬉しいです。よろしくお願いします。
あ、ネタバレ全開なので、読み終わってから、見る事をお勧めします!





ペーパーで、あとがきを配ったので、そのペーパーに書いた事+αな感じで、あとがきを書いていこうと思います。


初めましての方は、初めまして。小宮ひなと申します。
気付いたら、あとがきのページが無かったので、ペーパーから失礼します。
5冊目にして、とうとう100Pこえました。いつかは作りたいなぁと思っていましたが、まさかこんなにも早く100Pごえの本を出すとは思わなんだです。今回の話の裏の目標が、ページ数3ケタ越えの小説が読みたい!ないなら、自分で作るしかない!だったので、意図的に100P超えさせたんですけどね。でも、まさか本当に100P越えるとは……吃驚です。

この話を書こうと思った、きっかけは宇多田ヒカルの「Beautiful World」でした。その歌詞に「もしも願いが一つだけ叶うなら君の側で眠らせて どんな場所でもいいよ」とあります。これを聞いた瞬間、こんなアルル→シェゾが書きたいと思いまして。
それと同時期にBUMP OF CHICKENの「ロストマン」を聞きまして。その歌詞に「君を失ったこの世界で 僕は何を求め続ける」とあります。これを聞いた瞬間、こんなシェゾ→アルルが書きたいなと思いまして。
また、今まで、「アルルに好きと言わせないシェゾ」=むすばれた後の話、「アルルへの気持ちを自覚するシェゾ」=むすばれる直前の話、「シェゾ以外の男に狙われるアルル」=むすばれるずっと前の話、「シェゾの前にアルルと同等の魔力を持った女が現れる」=むすばれるずっと前の話を書いてきたのですが、「シェゾとアルルがわかれるまで」はまだ書いた事が無くて、書きたいなと思って、だったら、わかれるまでの過程を丁寧に書いていきたいなと思いまして……こうなりました。その結果がこの話です。これらを書きたいが為に12万字近く費やしました。彼らが結ばれるまで、ものすごく長い時間がかかると思うんですけど、それを小説内自体の時間経過と、実際に小説を読む時間で実感して欲しいなと思いまして、頑張りました……!!

全てシェゾ視点で進むので、ひたすらシェゾについて考えていたんですけど、考えれば、考える程、分からなくなっていきました。私は、小説を書く技術が本当になくて、語彙力も酷いですし、知識も酷いので。そんな私が書けるのって、心情を丁寧に書くことしか出来なくて。だから、長い話を書く時は、プロットの段階で、この時はシェゾはこう思ってて~とか考えながら書いているので、今回は本当、めtっちゃシェゾについて考えました。そして、シェゾが分からなくなりました。分からないまま、とりあえず理解してみました。いやまぁシェゾに対して、正解なんてないと思いますが。

シェゾがアルルに惹かれる過程は、割と簡単だったんですけど(頭の中でよく妄想していたいたので)、シェゾがアルルを見限るのは何がきっかけだろうな~と、ひたすら考えていた気がします。シェゾは何を以て、アルルに絶望するのか。魔力を奪うだけでなくて、命まで手をかけようとしてしまうのか。色々考えた結果があれでした。でもそれ以外でも、シェゾは簡単にアルルに絶望しそうだなと思います。メンタル弱い男だと思うので(笑)いつかは他の事で絶望するシェゾを書いてみたいです。本当、シェゾは勝手に期待して、勝手に失望する身勝手な男だと思います。でも、その身勝手な男についていけるのはアルルだけだと思います。だから、私はシェゾとアルルの2人が好きなんですよね。

私はシェゾがアルルを追いかけるのが好きだなって、つくづく思いました。アルルがシェゾを追いかけているようで、シェゾがアルルを追いかけているのが大好きです。シェゾがアルルと関わる内に、人間らしくなるのも大好きです。今回は以前だした「青い鳥」と似た様なお話になってしまいましたが、それをもっと掘り下げられたので良かったです。

2人にとっての「Perfect World」はお互いが傍にいる世界だと良いなぁって思います。
好きと言う感情を筆頭に、他人と感情を共有できる事って、やっぱり嬉しい事だと思います。同じ事を考えて、同じ事を口に出すって良いですよね。そう言う風な関係に、徐々になってくれたらなぁって思います。
恋愛していない2人も好きですが、やっぱり恋愛している2人が好きなので。


ここからは余談になりますが、仕掛けのある話を書きたいなって思って、今回変な構成にしてみました。
あと、サンプルを読んだ方がこういう風に進むだろうな~って予想しているのを裏切りたいなぁとも思って、2つの世界を交互にしてみました。一方の世界では、どんどん距離が近くなっていくのに、もう片方では、どんどん遠くなっていくっていうのを対比したら面白いだろうなって思いまして。
こんな話を書きたいな~って思った時は現パロの方しか頭になかったので、急遽、魔導世界も付け足しました。急遽付け足すっていうレベルじゃなく、付け足していますけどね……話の半分……。

それと、私には大好きな少女漫画がありまして。その少女漫画のワンシーンをオマージュ?っぽくしたシーンがあるんですが、分かった方はいますかね……?分かった方は、ぜひとも握手をさせてくださいお願いします。ずーっと、こういうシーンが書きたかったので、とても満足です。

それ以外にも、今回はシェアルで書いてみたいシーンを沢山かけて満足です。こうでもしないと、2人は普通のカップリングがするような事をしてくれないと思うので……(笑)こういったことをするシェゾとアルルの話を22本書く感じで、今回書きました。プロットの段階で22章あって、ドン引きしました。本当書き終るとは思えなかったです。でも、正直言うと、展開早いなって思います。もうちょっとゆっくりした展開にしたかったです。でも、時間的にも力量的にもあれが限界でした。
そして二人がラブラブwしすぎて違和感覚えたらごめんなさい。でも、私も違和感を覚えながら書いていました(笑)個人的に1番気に入っているセリフは77Pの最後のセリフです。こんな事、アルルに言われたら、即死してしまう……。

本当は、この話は私が、自分の技術とか、シェアルに対する価値観だとかがもっと成長して、そして、ぷよ魔導のジャンルを離れる時に書こうと思っていたんですが、溜めつづけると逆に書けなくなってしまうかな?と思って、書いちゃいました。あと、自分の技術が向上する事はもうないなと思ったので。だったら、今、書いてしまおうと思いました。

この話は、私がオフ本を書き始めた2年前から、ずーっと書きたいと思っていた話でした。それくらいずっと、大事に温めてきた話でした。数あるシェゾとアルルの一つのストーリーを形にしただけなので、これ以外のストーリーを歩む2人もいると思います。っていうか、います。でもこの流れをくむシェゾとアルルもありなのでは?と思って、形にしました。今回、形に出来て本当に満足しています。あと、ちゃんと形に出来て良かったです。(笑)落とさなくて良かったと心の底から安堵しています。なので、感想を頂けると、泣いて喜びます……!本当に頑張ったので!!


伝えたい事、書きたい事は、全部、お話の中に詰め込みましたが、力量不足すぎて、伝えたい事を伝えられているのか不安になりますが、それでも、このお話を読んで、もっともっと2人の事を好きになってくれたら幸いです。私は、12万6千字、この2人と付き合って、もっともっと2人の事が好きになりました。大好きです。ずっと、ずっと。


それでは最後になりますが、この本を読んでくださった方に感謝の気持ちを込めて。


小宮ひな(10月3日)

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