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Bouquet For You

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棘と花

あれだけ、ひぃひぃ言いながら書いたお話なのに、発行から2週間くらい経つと、もう随分と前の事のように思えます(笑)終わらない、落とす、終わらない、落とすを連呼していましたが……、本当、出せて良かったなぁって思います。
本になった自分のお話をまじまじと見てみたんですが、文字の多さに圧巻されます。我ながら(笑)PDFの状態で5~6回は通しで読んだんですが、その時は大して長くないな~むしろ展開早すぎだなぁって思っていたんですが、普通に長いですね。本当に自分がこれだけの量を書いたとは今でも思えません。

いまさらですが、春コミで出したお話のあとがきをば……いや、本にもあとがきを入れたんですが、必要最小限度と言おうか。1Pしか無かったので、伝えたい事を簡潔にしか書いていなくてですね。もっと書きたいことは、あったので、これを機に書こうと思いまして。
よろしかったら、続きからどうぞ。



棘と花*シェアル

このお話はずーっと書きたかったお話でもありました。シェアルで本を出そうってなった時に、出したかったのが4冊ありまして。「アルルに好きと言わせないシェゾ」、「アルルへの気持ちを自覚するシェゾ」、「シェゾ以外の男に狙われるアルル」で、最後が「シェゾの前にアルルと同等の魔力を持った女が現れる」でした。最後のは前の方の記事を漁れば、次出す本はこんな感じです~って書いてあると思いますが。
実際、シェゾの前にアルルと同等の魔力を持った女が現れたら、シェゾは、アルルは、どうするんだろう?って、思って、そこをぐわぁって妄想して、考えた結果があれです。あの量になりました。

シェゾは、何も考えていないと思うので(こう言っちゃあ、なんですけど)、普通に、その女の子の魔力をとるだろうなって思うんです。何もなければ。何も起きなければ。アルルが何もしてこなかったら、シェゾは女の子の魔力を奪ったと思います。
アルルは、面白くないだろうなって思いました。シェゾの事は好きでもなんでもないけど、今まで自分のことを追ってきた人が急に自分のことを追わなくなると、やっぱり、不満は出て来るんじゃないかと……。
でも、これって、シェゾもアルルもお互いに何かしら思っていないと、感情を抱いていないと成り立たないと思います。2人は本当、無意識にですけど、相手の事を特別に思ってくれたらいいなぁって考えて、書きました。敵だから、普通の人とは違う、でもいいんですけど、それとは別に、何かしらの感情を抱いていたらいいなって思います。

やっぱり、書いてみて思ったのは、シェゾとアルルがくっつくにはアルルがアクションを起こさないと、「何も起こらない」んだなぁって言う事ですね。もし、アルルがああいった感情を抱かなかったら、「何も起こらなかった」でしょうし。シェゾとアルルの2人の鍵はアルルが持っているんだなって、しみじみと感じました。(じゃあ、シェゾが2人の関係性において鍵を持つとなったら/シェゾが行動を起こさなかったら何も起こらなくなるのは、どういう状況なのだろうって、それはそれで妄想が進みますが)

好きな部分、書きたい部分は必然的に長くなってしまうんですが、その所為かお蔭か、表紙を描いてくれた友人に推敲も頼んだんですが(本当に友人には頭があがりません)、友人には一発でバレましたし、その部分がとても好きって言ってくれて、とても嬉しかったです。私が書きたかったところを、好きと言ってくれたのは、とてもとても嬉しかったです。本当に……書いてよかったなって思いました。まぁどこが書きたかったなんて、敢えて明記する必要もないと思うので省略しますが。

あとがきをずっと書こうと思っていたんですけど、ちょっとこうも時間が経ってしまうと、あとがきとして何を書きたかったのか、忘れますね。書きたい事は全部、お話の中で書いたんですけど……書き終わった直後はいっぱりあったんですけどね。

シェゾとアルルは、くっつく前の、駆け引きがやっぱり良いなって思います。素直じゃない2人ですからね。素直じゃない2人の駆け引きをずっとずっと追っていきたいです。もうしばらくの間。


心残りがあるとすれば、オリキャラ……なんですよね……。表紙を描いてくれた友人にも言われました。オリキャラの回収的な感じで、前回出した本と今回出した本のオリキャラ視点は、いつかどこかで書いてみたいなって思います。再録を出すとき、ですかね……。いつになることやらって感じですが。

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